概要
面接アシスタント、最近本当に増えましたよね。今回はその中からInterviewManとParakeet AIの2つを背負い比べ、じゃなくて使い比べてみた感想を書いていきます。自分の面接ループにどっちが合うのか、で迷っている人の参考になればうれしいです。
Parakeet AIは多言語のブラウザタブ型アシスタントで、ライブ文字起こしと52言語での回答生成をセットにしたところに全振りしているプロダクトです。料金は月額の定額制じゃなくて、前払いのクレジット束をセッションごとに削っていく方式。使い方は手動トリガー前提で、候補者は通話中ずっとブラウザタブを開きっぱなしにして、キャプチャを始めるたびにクリックする。で、少し間が空いてから提案された回答が返ってくる、という流れです。
InterviewManのほうはサブスク型の万能選手という感じで、月額か年額で課金して、行動面接からシステムデザインまで面接ループまるごとを守備範囲にしています。
機能
どっちもライブ面接を乗り切るための機能はひと通り持っています。ただここで大事な違いがひとつ。Parakeet AIは英語以外の会話ラウンドに照準を合わせたプロダクトを1つだけ出していて、クレジットはセッション単位で目減りしていきます。対してInterviewManは1つのプロダクトでループ全体を見ていて、行動面接、技術ディスカッション、コーディング画面、それからシステムデザインまで入っている。
Parakeet AIのワークフローはブラウザタブとトリガーの組み合わせが軸です。候補者がキャプチャ開始をクリックして、モデルが走って、提案された回答が候補者の画面に返ってくる。このプロダクトの一番の売りは52言語という多言語カバレッジで、会話ラウンドとシステムデザインの議論は一応サポートしていることになっています。ただ、ベンダー側の資料にはHackerRankやCoderPad、Codilityみたいなコーディング評価プラットフォームへの対応が書かれていないし、専用のコーディングラウンドのサポートも明記がない。行動面接にコーディング、システムデザインまで挟まった7ラウンドのフル面接ループで考えると、このツールがカバーできるのはだいたい会話系のラウンドだけ、ということになります。
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Try InterviewMan FreeInterviewManは同じ会話ワークフローを、手動トリガーのステップ抜きでこなします。音声入力レイヤーがライブ面接を聞いてくれているので、行動ラウンドもリクルータースクリーンも、過去のプロジェクトについての雑談も、ぜんぶ同じプロダクトの上でカバーされる。おまけに画面上の内容まで追ってくれるので、質問が読み上げじゃなくて画面に出るタイプのコーディングラウンドでもちゃんと拾えています。エンジニアの面接ループってだいたい3から5ラウンドで、そのうち純粋な会話ラウンドは1つか2つくらい。残りは技術ディスカッションとコーディング画面、システムデザインに振り分けられる。たとえばフィンテック企業の5ラウンドのループで、行動が1つ、コーディングが2つ、技術ディスカッションが1つ、システムデザインが1つだとすると、Parakeet AIがカバーできるのは会話ラウンドだけ、InterviewManは5ラウンド全部、という形になります。
Parakeet AIはブラウザタブの中だけで動いていて、ネイティブのデスクトップアプリもモバイル版もありません。電話でのリクルーター面談はこのツールの守備範囲の外。ブラウザの外でやる面接形式も、同じく対象外です。
InterviewManはプラットフォーム対応の方向が真逆。1つのプロダクトがWindowsとmacOSで動いて、AndroidとiOS向けのモバイルクライアントもあって、形式に合えばChromeクライアントも使えます。会議プラットフォームのほうはZoom、Microsoft Teams、Google Meet、Amazon Chime、Cisco Webex、Larkまで並ぶ。コーディング環境の連携はHackerRank、CoderPad、Codilityをカバーしています。
ステルス性
Parakeet AIはブラウザタブとして動くので、画面共有が始まっている間はインターフェースが出っぱなしになります。録画されたセッションの再生にも、そのタブがそのまま映り込んでしまう。雇用主側が録画する面接とか、ブラウザ拡張を検知するプロクタリングツールを使った面接だと、この見えてしまう問題が初日からそのまま弱点になってしまうわけです。
InterviewManはここでも逆を行きます。こっちは独立したデスクトップ/モバイルアプリとして動くので、画面に出っぱなしになる心配がそもそもない。名前のついた保護機能を20以上も公開していて、ドックから隠れたりプロセス名をマスキングしたり、WebRTCのリークを止めたり画面録画から見えなくしたり、まあそういう方向のやつがずらっと並んでます。実際どうなのか気になったので、自分で録画したZoomセッションをコマ送りで追って、ついでに起動中プロセスのチェックとアクティビティモニタの確認まで一緒にやってみたんですが、3つのどの記録からもオーバーレイの痕跡は出てこなかったです。
信頼のシグナル
Parakeet AIは英語以外の面接対策コミュニティから評判を集めていて、注目の大半はやっぱりその多言語対応に向いている印象です。
InterviewMan側は、ベンダーの数字で候補者がおよそ5万7千人、それから公開検索できるプラットフォーム上で257件のレビューにわたって平均4.8星、と報告されています。レビューの中身は批判も好意も両方混じっていて、ちょっとしたUIの不満で星3つというものから、Amazonのループを通過した候補者がセットアップの引っかかりを指摘しつつ星4つ、というものまで幅があります。
料金
Parakeet AI側にはサブスクの選択肢がありません。メニューに並ぶのはクレジットパック3つ。Basicは3セッションで29.50ドル。Plusは8セッションで59ドル。Advancedは15セッションで88.50ドル。一番でかいパックでも1セッションあたりだいたい5.90ドルくらいになる計算です。クレジットの繰り越しはなし。使い放題のティアもどのレベルにも用意されていません。
InterviewManのほうは、年払いで月額12ドル、年間合計だと144ドルです。使い放題がそこに込みで付いてきて、ステルス機能もフルでカバー、対応範囲も英語以外の会話だけじゃなくて全ラウンドタイプに及びます。
そうなると年間の差はくっきり開いてきて、144ドル対、Advancedパックでの検索プッシュ3回分で200ドル、という構図です。Amazonの5ラウンドのループに、3ラウンドずつの別の会社が2つ足されると合計11セッション、Advancedティアで計算するとだいたい65ドルになる。面接サイクルが何ヶ月か続くタイプの候補者にとっては、1ドルあたりでカバーできる範囲の差はかなり大きくなってきます。
ざっくり並べるとこんな感じです。無料版はParakeet AIにはなくて、InterviewManは分数制限つきであり。課金はParakeet AIがクレジットパック(一番安いので29.50ドル、一番上で88.50ドル)、InterviewManは月12ドルの年払い(年144ドル)で、月単位のサブスクという選択肢はParakeet AI側にはありません。動く場所はParakeet AIがブラウザのみ、InterviewManはWindowsとmacOS、AndroidとiOS、Chromeまで。カバーするラウンドはParakeet AIが会話のみで、InterviewManはループの全ラウンド、というところです。
結論
フル面接ループを回す大半の候補者にとっては、InterviewManが行動面接やシステムデザインのラウンドまで含めてループ全体を、年払い月12ドルでカバーしてくれます。もっと広く見たいならInterviewMan vs Verve AIの比較も読んでみてください。
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