昨年の秋、Redditで知り合った友人が電話面接でAI面接アプリを使った。終わってから感想を聞くと、うまく言葉にできないけれど、いつもの電話とはまるで違ったという。それが気になり、そこから数カ月かけて、見つけられる主なアプリを片っ端からダウンロードした。Zoom、Meet、Teamsの模擬面接で一つずつ試し、最後まで候補に残ったのが次の7本だ。順位は7位から順に並べている。
ここに挙げたアプリは、どれも面接中の会話を聞き取り、その場で回答案を出してくれる。ただし、対応できる面接の種類、画面共有や監督付き試験で隠れたまま使えるか、利用できる会議サービス、追加機能まで含めた実際の支払額は、アプリによってかなり違う。
7. Parakeet AI
7位はParakeet AI。ここに入れた一番の理由は料金の仕組みだ。使い放題の月額プランは$149.90(年払いなら月$49.99)と高いが、時間単位のクレジットでも買える。1時間分が$38で、1週間だけの$78プランもある。52言語の音声認識に対応しているため、通話中に文字を打つ必要もない。私はクレジットを買い、3回の模擬面接で使った。手を使わずに済むのは快適で、とくに行動面接ではカメラから目をそらさずにいられた。
ただ、実際の転職活動に当てはめて計算すると、Parakeet AIは選びにくくなる。前回の転職では14社に応募し、ほとんどの会社で面接が2回か3回あった。このペースで1回1時間ずつクレジットを使うと、合計は$1,000を超える。結局は年払いの$599.90を選ぶことになるが、それでもInterviewManの4倍以上だ。
6. Sensei AI
Sensei AIは月額$89。年間契約なら1カ月あたり約$24で、1年分は約$288になる。行動面接、技術面接、コーディング面接に対応し、STAR形式の回答作成機能もある。30言語を扱え、履歴書作成まで付く。年払いで比べるなら、この一覧のほぼどのアプリにも負けない価格だ。
次の面接を突破する準備はできていますか?
InterviewManはライブ面接中にリアルタイムでAIの回答を表示します。Zoom、Meet、Teamsで検知されません。
InterviewManを無料で試す気になるのは、Sensei AIがブラウザ専用で、デスクトップアプリがないこと。Chrome拡張機能を入れてGoogle Meetの画面共有で使ってみたところ、拡張機能のタブが最初から最後までタブバーに見えていた。採用担当者が画面を録画するHackerRankの監督付き面接では、ブラウザのタブに置くツールは丸見えになる。
5. LockedIn AI
LockedIn AIのBasicは月額$54.99、四半期払いでは月額$39.99。ただしBasicにはステルスがなく、ステルス付きのProfessionalは月額$119.99、四半期払いで月額$79.99になる。すべての種類の面接に対応し、扱える言語は42。応答時間は116ミリ秒だとうたっている。Chrome拡張機能とデスクトップアプリの両方が用意されている。技術面接の模擬セッションで試すと、回答が出る速さはたしかに目を引いた。
弱点は料金だ。ステルス付きのProfessionalは、四半期払いを選んでも1年間で$960近くになる。もっと安いアプリとやっていることはほぼ同じなので、この金額を納得するのは難しい。
4. Cluely
Cluelyがおもしろいのは、面接だけのために作られたアプリではないところだ。基本のProプランは月額$19.99で、会議や通話はもちろん、デート中にもAIの回答を使える。画面共有で見えないようにしたい場合は、Pro plus Undetectabilityプランとなり、月額$149.99かかる。
$19.99のプランを行動面接の模擬セッションで使うと、質問されてから回答案が出るまで5秒から8秒ほど待たされた。Business Insiderも同じような遅れを報じている。さらに2025年半ばには、83,000人を超える利用者の情報が流出するデータ侵害も起きた。
3. Interview Coder 2.0
Interview Coder 2.0は、この分野ではとくに人気のあるツールの一つで、利用者は97,000人を超えると公表している。料金は月額$299。買い切りのライセンスなら$799で、安いとは言いにくい。
コーディング面接での性能は高く、システム設計にも限定的ながら対応する。私が試していて引っかかったのは画面共有だった。回答のポップアップが、共有中の画面に映ってしまう。行動面接にも対応していない。月額$299なら、面接全般を任せられるものを期待してしまう。
2. Final Round AI
Final Round AIはよく知られた名前で、機能の範囲も広い。行動面接、技術面接、コーディング面接に対応するほか、AI模擬面接、履歴書作成、本人に代わって求人へ応募する機能まで備える。無料プランは初期設定用で、ライブ面接の支援には有料プランが必要になる。月払いは$150、年払いなら月あたり約$25で、最初に$300を支払う。
私が試した限りでは、AIの品質は高かった。ただ、面接用のツールに年間$300、月払いなら1年で$1,800を払うのは大きな出費になる。とくに今まさに仕事を探している人には重い。
1. InterviewMan
さて、今年の1位はInterviewManにした。かなりの数を試したのに、結局これに戻ってきたからだ。
年払いなら月額$12。月払いは$30で、年間では$144になる。利用時間は無制限、セッション数の上限もない。行動面接、技術面接、コーディング、システム設計がすべて同じプランに入っている。Windows、macOS、Android、iOS、Chrome向けのアプリがあり、Zoom、Teams、Meet、Amazon Chime、Webex、Lark、HackerRank、CoderPad、Codilityで動く。サイト上の利用者は今では570,000人、4025件のレビューで評価は4.9。私には、これがいちばん素直に使えた。
購入の決め手はステルス機能だった。画面共有で姿を現すツールを3本続けて見たあとだったので、なおさらだ。基本プランの時点で、検出を防ぐ機能が20以上ある。ほかのアプリと同じ条件で画面共有を行い、通話相手の友人には録画を1フレームずつ確認してもらった。Dockには何もない。Activity Monitorにもない。録画にも映っていない。WebRTCの漏えいは遮断され、プロセス名も偽装される。Cluelyなら月$149.99のプランが必要で、Senseiならタブバーで目立つ機能が、ここでは基本プランに含まれていた。
Final Round AIは、月払い同士でも料金は5倍。Interview Coderはコーディング専用で25倍。Cluelyはステルス機能を$149.99のプランに置いている。すべて込みで月額$12。スプレッドシートで横に並べると、ほかを選ぶ理由はほとんど残らなかった。
この分野はすでに混み合っているし、競争は毎月激しくなっている。価格は月額$12から$299まで開きがあり、ツール同士の機能差も、各社の紹介ページから受ける印象よりずっと大きい。ここに挙げたアプリを使ったことがある人や、私がまだ試していないものを見つけた人は、コメントで教えてほしい。

