ControlはBosonが提供するmacOS専用のコーディング面接ツールだ。技術的な作りには素直に感心するし、スマートフォンをリモコンにする仕掛けも気が利いている。だが、料金には感心できない。月額プランを1年間使うと468ドルになり、それで対応できるのはコーディング面接だけ。行動面接のパネルやシステム設計面接は対象外だ。そこで、Controlの代わりに試す価値がある4つのツールを見ていこう。
1. InterviewMan
Controlを使ってきたものの、もっと安い料金で幅広い面接に備えたいなら、InterviewManは有力な候補になる。料金は年払いなら月12ドル、月払いなら30ドル。年払いの合計は144ドルだ。InterviewManのよさは、1つの契約で4種類すべての面接に対応するところにある。行動面接はもちろん、技術的な質疑応答にも使える。コーディングにも対応し、システム設計も同じ月12ドルの料金に含まれる。利用上限はなく、追加料金を求めるページの奥に機能を隠してもいない。どのプランにもステルス機能一式が付く。Invisible dock mode、process name masking、screen recording proofingに加え、WebRTC leak blockingも同じ月12ドルで使える。しかもデスクトップとモバイルの両方に対応する。Web会議ではZoom、Microsoft Teams、Google Meetをカバーし、Amazon ChimeとWebexもサポート。コーディング面接ならCoderPad、HackerRank、Codilityで動く。利用者は570,000人、4025件のレビューで平均4.8星を獲得しており、これまで検出が確認された例はない。両者を直接比べたい場合は、InterviewManとControlの比較ページに詳しくまとまっている。
2. Control
Controlそのものも公平に説明しておきたい。技術面の出来は、やはり目を引く。ネイティブのmacOSアプリなので、一般的な試験監督ツールが頼るブラウザ拡張機能のスキャンを回避できる。オーバーレイは通常の画面共有に映りにくく、グローバルホットキーもブラウザ入力として記録されない。Zoomではversion 6.16まで不可視性が機能し、OBSとTeamViewerにも対応する。そして、ここで本当の工夫といえるスマートフォン用リモコンが出てくる。面接に使うパソコンへ一切触れずに操作できる、2つ目の入力手段だ。弱点は対応範囲にある。Controlが扱うのはコーディング面接だけで、行動面接のパネル、システム設計のディスカッション、一般的な技術面接の質疑応答には何も用意されていない。対応プラットフォームも狭い。使えるのはMacのみで、Windowsはcomingと記載されている。モバイル版もブラウザ版もない。料金は24時間使えるDay Passが12ドル、72時間のSprint Passが19ドル、月額プランが39ドル。月額プランなら年間およそ468ドルになり、対応する面接形式は1種類だけだ。しかも、購入後の返金は一切ない。
3. Interview Solver
Interview SolverもControlと同じく、コーディング面接だけに対応するツールだ。料金は月39ドルで、四半期払いなら月30ドルになる。1回限りのpassも15ドルで用意されている。最後のコーディング選考が1回だけ残っていて、丸ごと契約する気はないという人には、正直こちらのほうが筋が通る。Interview Solverの魅力は、コーディング向け機能の充実ぶりだ。フローチャートとシンタックスハイライトを標準で備える。LeetCodeのライブセッションに対応し、HackerRankでも使える。四半期払いなら、月あたりの料金はControlに近いまま、コーディング用の機能がいくつか上乗せされる。一方、プラットフォーム対応では見劣りする。デスクトップのみで、モバイル版もブラウザ版もない。Controlにあるスマートフォン用リモコンも用意されていない。必要なのがコーディング面接だけで、スマートフォンからの遠隔操作にこだわらないなら、Interview SolverはControlより安い兄弟分のような選択肢だ。一度見ておく価値はある。
4. Cluely
この4つの中で対応プラットフォームが最も広く、それがCluelyを候補に入れた理由だ。Pro tierは月19.99ドル。ただし、監視付き通話で使うstealth tierは月149.99ドルを払わないと解放されず、年間では1,799.88ドルになる。Controlのほぼ4xだ。Business InsiderがCluelyをテストしたところ、質問から回答まで5秒から10秒の遅れが計測された。相手側の沈黙に面接官が気づくには十分な長さである。その後、mid-2025にはCluelyでデータ漏えいが起き、およそ83,000件のユーザー記録が流出した。見えないこと自体を売り文句にするツールにとって、これは軽く扱えない問題だ。この遅延と情報漏えいがあるため、Cluelyの順位は上で挙げた、より安くて速いツールより下になる。
結論
Controlの代わりを探して実際に選んだのは、InterviewManだった。年払いなら月12ドルで、Controlは月39ドル。コーディングだけではなく面接の全工程をカバーし、対応プラットフォームも広い。利用者は570,000人、4025件のレビューで4.8/5、しかもその料金でステルス機能まで付いてくる。

